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公認心理師

宮本 直樹

みやもと なおき

主な経歴

慶應義塾大学文学部心理学専攻を卒業後、家庭裁判所調査官として全国各地で勤務。

主に離婚調停や面会交流調停に関与し、夫婦間・親子間の紛争解決業務に従事。

2022年、裁判所を退庁し、組織人事コンサルタントに転身すると同時に、某オンラインカウンセリングルームにて夫婦・カップルカウンセラーとしての活動を開始。

2026年、当カウンセリングルームを開設。

主な資格

ベージュのジャケットで話す宮本直樹

私生活

【趣味】

温泉・サウナが好きで、各地に足を運んでいます。九州温泉道「泉人」の称号も取得しました。

漫画をよく読みます。「チ。」や「葬送のフリーレン」など、作者のメッセージを感じられる作品が好きです。

ブラックコーヒーとスイーツが好きです。特にコナコーヒーとパンケーキの組み合わせがお気に入りです。

【これまでの経験】

私自身、うつ病・睡眠障害へのり患や、結婚・離婚を経験しています。だからこそ、“先生”として上から助言するのではなく、皆さまとフラットな関係で向き合うことを大切にしています。

人生のどん底で何を思い、どう考え、どう行動したのか。そうした経験も、必要な場面では自分の言葉でお話しします。

過去のご相談事例

私が過去にお受けした複数のご相談事例をご紹介します。

CASE 01

「なぜ、私たちはすれ違うのか」 ―夫婦関係の再構築

相談概要

夫婦間の長年のすれ違いに加え、夫の不貞が発覚し、夫婦関係を継続するか離婚するかの判断を迫られていた。妻は夫の不貞に対する反省を求める一方、夫は、これまで妻から十分に話を聞いてもらえなかったことや、夫婦間で積み重なってきた不満や孤独感を抱えていた。互いに異なる「問題の始まり」を捉えていたため、それぞれの価値観や思考・行動のパターンが夫婦関係にどう影響してきたのかを整理し、関係の再構築を検討した。

回数・期間

合計18回(ひとりで相談16回、ふたりで相談2回)。

2週間に1回程度のペースで、約1年間の継続相談。

経過

当初、妻は夫の不貞に対する反省を、夫は夫婦関係の中で受けてきた傷つきや孤独を強く訴えていた。そこで、どちらの主張が正しいかを判断するのではなく、それぞれの経験や感情を整理していった。夫については、相手に合わせて衝突を避ける一方、不満を抱え込んでしまう自身のパターンを振り返った。さらに生育歴や対人関係を振り返る中で、自分の希望や欲求を伝えることを後回しにしてきた傾向に気づいた。「なぜその行動に至ったのか」を自身の選択として捉え直し、感情や行動を客観的に捉えることを重ねた。妻についても、夫の気持ちを十分に受け止めてこなかった可能性や、相手に求める「反省」のあり方について振り返った。

改善点

夫は自身の行動や感情を客観的に捉え、「なぜ自分はそのような選択をしたのか」「今後どうありたいのか」という内省を深めるようになった。また、自分の意思や欲求を言葉にし、自分の軸で判断することを意識するようになった。夫婦関係においても、過去の出来事だけを追及するのではなく、現在の相手の変化にも目を向けるようになった。相手を変えるのではなく、自分自身の考え方や行動を理解した上で、これからの関係を考えていくという視点を持ち始めた。

CASE 02

「正しさ」から「分かり合う」へ―夫婦のコミュニケーション改善

相談概要

夫婦間の些細な出来事をきっかけに口論が長時間化し、互いに傷つけ合う状況が繰り返されていた。夫は、妻のためを思って問題を解決しようとする一方、妻は「まず気持ちを受け止めてほしい」と感じていた。夫が事実と論理を重視して話すほど、妻は責められているように感じて口を閉ざし、さらに夫が苛立つという悪循環が生じていた。夫婦それぞれのコミュニケーションの特徴や背景を整理し、相手を変えるのではなく、互いの違いを理解しながら関係を築くことを目指した。

回数・期間

合計9回(ひとりで相談7回、ふたりで相談2回)。

1~2週間に1回程度のペースで、約3か月間の継続相談。

経過

当初は、夫が「正しいことを伝えること」を重視し、妻がそれを「説教されている」「否定されている」と受け取ることで、口論が長時間化していた。そこで、夫婦それぞれがどのような場面で感情的になり、どのような考え方や行動につながっているのかを整理した。夫については、相手の問題を解決しようとするあまり、妻に対して「教える」「指導する」ような関わり方になっていたことに気づいた。妻についても、嫌な気持ちを言葉で伝える代わりに、表情や態度に出してしまう傾向を振り返った。夫の話を最後まで聴くことや、自分の気持ちを言葉で伝えることを意識するようになった。

改善点

夫は、相手を自分の考える「正しさ」に合わせるのではなく、まず相手の考えや感情を理解しようとすることを意識するようになった。また、感情的になった際には時間を置いて対応するなど、自分の反応をコントロールする工夫も見られるようになった。妻も、夫の言葉や行動の背景を考えながら話を聴く姿勢を意識し、自分の気持ちを言葉で伝えようとするようになった。夫婦それぞれが自分自身の課題を捉え直し、「相手を変える」のではなく、「自分の関わり方を変えることで関係を変えていく」という視点を持ち始めた。

CASE 03

「離れたいのに、離れられない」―恋愛への執着から自分軸を取り戻す

相談概要

長期間思いを寄せていた相手と、相手の都合に合わせた関係が続いていた。連絡が来ると嬉しくなる一方、途絶えると不安が強まり、SNSを繰り返し確認するなど、相手への執着から抜け出せない状態にあった。「離れた方がいい」と分かっていても、相手から認められたい、いつか自分を選んでほしいという期待を手放せず、相手のことを考え続けてしまうことで日常生活にも影響が生じていた。そこで、恋愛における自身の考え方や行動のパターンを整理し、自分の価値を相手の評価に委ねずに生きることを目指した。

回数・期間

合計10回(ひとりで相談10回)。

2週間に1回程度のペースで、約6か月間の継続相談。

経過

当初は、相手から連絡が来るかどうかで気分が大きく左右され、SNSを確認しては傷つくことを繰り返していた。そこで、「認められたい」「自分は特別な存在でありたい」という気持ちや、相手から拒絶されることで自分の価値まで否定されたように感じる傾向を整理した。また、過去の恋愛を振り返り、振り向いてくれない相手を追いかける傾向にも気づいた。さらに、SNSを見ない、相手への連絡を控えるなど、具体的な目標を設定して取り組んだ。次第に、相手との関係だけが幸せではなく、「自分軸の幸せ」を考えたいという意識が生まれていった。

改善点

相手の行動に気持ちを左右されることが徐々に減り、SNSを見た際の動揺も以前より小さくなった。また、自分の価値を相手の評価によって決めてしまう傾向や、苦しい感情の中で手段を選ばず行動してしまう課題にも目を向けられるようになった。「自分に優しく、自分を律する」という視点を持ち、できなかった自分を責め続けるのではなく、次にどうするかを考えることを意識するようになった。相手を忘れることだけを目標とするのではなく、「自分がどう生きたいのか」を考え、自分自身の軸で幸せを選んでいくという視点を持ち始めた。